
2023年の10月から「インボイス制度(いんぼいすせいど)」という新しいルールがはじまりました。
ニュースで聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
でも、「なんだかむずかしそう」「自分には関係ない」と思っている人も多いです。
でも実は、**自分で仕事をしている人(個人事業主やフリーランス)**にはとっても大事な制度なんです。
この記事では、
- インボイス制度ってなに?
- 登録したほうがいいの?
- 登録するにはどうすればいい?
を、小学生にもわかるようにやさしく説明します。
インボイス制度の3つのポイント
① インボイス制度ってなに?
インボイス制度とは、「だれがどんな取引をして、どれだけの税金(しょうひぜい)を払ったか」をハッキリさせるための新しいルールです。
たとえば、パン屋さんがパンを100円で売るとき、8円のしょうひぜいがつきますよね。(食品なのでしょうひぜい8%)
このとき「パン屋さんがきちんと税金をはらっているか」を国が確認できるようにするのが、インボイス制度の目的です。
2023年10月から始まりました。
② なんで始まったの?
今までは、だれが作った請求書(お金をはらってくださいという紙)でも使えました。
でもその中には、「ほんとうに税金をはらっていない人の請求書」もありました。
そこで、「きちんと登録した人だけが使える特別な請求書=インボイス」を作るルールができたんです。
こうすることで、ズルをなくして、みんなが公平に税金をはらえるようにしたのです。
③ インボイスには何が書いてあるの?
インボイスには、ふつうの請求書より少し多くの情報を書きます。
たとえば
- 登録番号(国が出す番号)
- 名前(会社の名前)
- 日付
- 何を売ったか
- 値段と税金の内訳
- 相手の名前
この6つが書かれていないと、インボイスとして使えません。
個人事業主やフリーランスに関係あること

① 登録しないとどうなる?
登録しないと、取引している相手が「税金の割引(控除)」を受けられなくなります。
そうなると、「登録してほしい」とお願いされたり、取引が終わってしまうこともあります。
登録しておけば、これまで通り安心して仕事が続けられます。
② 登録するとたいへんなの?
登録すると、「課税事業者(かぜいじぎょうしゃ)」という立場になって、しょうひぜいを国におさめる義務ができます。
でも安心!
「freee」や「マネーフォワード」といった会計ソフトを使えば、めんどうな計算や記録を自動でしてくれます。
③ 登録しなくてもいい場合
もしあなたが「お客さんが会社じゃなくて一般の人(たとえば美容室やイラスト販売)」なら、あわてて登録しなくても大丈夫です。
また、「売上が少ない」「副業でちょっとだけやっている」なら、登録しないほうが楽な場合もあります。
登録のしかた(3ステップ)
- まず条件を確認!
登録するには「課税事業者」であることが必要です。 - 申請書を出す!
国税庁(こくぜいちょう)のホームページからダウンロードして、ネットや郵送で出します。 - 登録番号をもらう!
登録が終わると、国税庁の「インボイス公表サイト」に自分の番号がのります。
これを請求書に書けばOKです。
便利な特別ルール(特例)
経過措置(けいかそち)って?
2029年9月までは、「登録していない人との取引でも少し控除していいよ」というやさしいルールがあります。
最初の3年は80%、そのあとは50%までOKです。
2割特例って?
登録したばかりの人は、しょうひぜいを「売上税額の2割だけ」おさめればいいルールです。
これは2026年9月まで使えます。
登録したあとの注意点

- 請求書の書き方をまちがえないこと!
登録番号や金額を忘れるとトラブルになります。
書いたら必ずチェック! - データを7年間保存!
紙でもデジタルでもOKですが、今はクラウドで自動保存するのがおすすめ。 - 調査にそなえて記録を整理!
税務調査(ぜいむちょうさ)があるかもしれないので、取引の記録はきれいに残しておきましょう。
不安な人へアドバイス
- むずかしい計算や書類は、会計ソフトがぜんぶ自動でやってくれる
- わからないときは、税理士さんや商工会議所に相談できる
- 最新情報は、国税庁のサイトを見るのがいちばん確実
まとめ
- インボイス制度は「税金のルールをわかりやすくする」ための仕組み
- 登録するときは、自分の仕事のスタイルにあわせて考える
- 特例や会計ソフトを使えば、むずかしいことは少なくできる
- わからないときは専門家に聞けばOK
最後に:
インボイス制度は、ちゃんと知ればこわくありません。
早めに準備して、自分のペースで対応していきましょう。



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