
テレビやエアコン、照明など、私たちの日常生活に欠かせないのが「リモコン」です。
気付けばリビングや寝室に3つも4つも置いてあることも珍しくありません。
しかし、リモコンが突然反応しなくなることがあります。
「電池を入れ替えたのに動かない!」
「ボタンを押してもまったく効かない…」
こんなとき、多くの人は「壊れたのかな?」と不安になるでしょう。
でも実は、スマホを使えばリモコンが本当に壊れているのか、自宅で簡単に確認できます。
スマホを使ったリモコン動作確認の方法
家電用リモコンの多くは赤外線を使って信号を送ります。
赤外線は肉眼では見えませんが、スマホのカメラを通すと白っぽい光として映ることがあります。
確認方法はとてもシンプルで、次の3ステップです。
ステップ1: スマホのカメラを起動する
インカメラ・アウトカメラどちらでもOKですが、機種によっては片方しか映らない場合があります。両方で試すと確実です。
ステップ2: リモコンの先端をカメラに向ける
リモコンの赤外線が出る部分(先端の透明な部分)を、カメラに向けます。
ステップ3: ボタンを押しながら画面をチェック
画面越しにリモコンを見ながらボタンを押しましょう。
正常なら、紫色や白っぽい光が点滅して映ります。
診断結果の見方
- 光が見える場合
→ リモコンから赤外線は出ています。リモコン自体は正常なので、本体が信号
を受け取れていない可能性があります。
→ 受光部の汚れ、遮るもの、設定エラーがないか確認してください。 - 光が見えない場合
→ 電池切れやリモコン故障の可能性があります。新品の電池に交換しても光が
出ないならリモコン不良の可能性が高いです。
※ただし、スマホのカメラによっては赤外線が映らないものもあるため、必ず
しも故障とは限りません。
注意したいポイント
- Bluetoothや無線式のリモコンには使えない
最近のテレビやゲーム機の一部リモコンは赤外線ではなくBluetoothや無線方式を使っています。この場合、光は見えず正常でもカメラでは確認できません。 - スマホのカメラ性能による違い
最新スマホは赤外線カットフィルターが強いため光がまったく映らない場合があります。映らない場合は別の端末で試すのがおすすめです。
それでも動かないときは?
リモコンから赤外線が出ているのに家電が反応しないときは、本体側に原因があるかもしれません。
- 受光部が汚れている → やわらかい布で軽く拭く
- 設定エラー → 電源プラグを抜き差ししてリセット
- 改善しない → メーカーサポートに相談
まとめ
リモコンが動かなくなったからといって、すぐに買い替えるのはもったいないこともあります。
スマホのカメラを使えば、簡単にリモコンから赤外線が出ているかを確認できます。
- 光が見えれば → リモコンは正常
- 光が見えなければ → 電池切れか故障、もしくはカメラの仕様の可能性あり
- 光が出ているのに動かない → 本体側に原因がある
ちょっとした知識で無駄な出費を防ぎ、スムーズにトラブルを切り分けられます。
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